司法書士試験の受験者数は、年々増加しています。そして、司法書士試験は、合格判定の方式が相対評価なので、これに比例して合格者数も増えています。合格率は例年2%台後半で推移しています。
出願者数 |
受験者数 |
合格者数 |
|
平成22年 |
33,166 |
26,958 |
948 |
平成21年 |
32,558 |
26,774 |
921 |
平成20年 |
33,007 |
27,102 |
931 |
平成19年 |
32,469 |
26,860 |
919 |
平成18年 |
31,878 |
未公表 |
914 |
平成17年 |
31,061 |
未公表 |
883 |
平成16年 |
29,958 |
未公表 |
865 |
平成15年 |
28,454 |
未公表 |
790 |
平成14年 |
25,416 |
未公表 |
701 |
平成13年 |
23,190 |
未公表 |
623 |
10年間の間に、出願者数が1万人増えています(受験者数は、平成18年以前は未公表)。
同時に、合格者数も300人以上増えており、合格率はほぼ横ばいです。
司法書士試験は、合格率3%以下という難関資格でありながら、このように受験数が大幅に増えているのは、司法書士という資格の将来性が認められているためでしょう。
ちなみに、現在日本では、国民への法的サービス充実のために、司法改革が行われており、司法試験の合格者も同じ時期に、1000人程度から3000人程度にまで増加しています。これは、海外先進国に比べて、日本の法律家の人数が少ない現状の改善を目指したもので、国の施策として、弁護士やその隣接資格の合格者数を増やす方針が示されたことも、大きく影響しています。